えー、結局、痛風だったの?

ゴルフから帰ってきた父が、「足の親指付近が腫れて歩くのが痛い」と言い出した。

そして「若い頃に痛風を患ったことがあるから、またなったかもしれない」と言いながら、
「台風の時に無理をして家の周りを片付けた時に捻挫かも」等と愚痴を言い始めた。

良く食べ、毎日晩酌をする父にとって食事制限をすることになる痛風は避けたいからだ。

とにかく、病院に行くことになった。
翌日、レントゲンを撮り、異常なし。

痛風の検査のために、採血をして帰ってきた父。
その日は「やっぱり痛風かな?」と弱気になっていたはずの父が、次の朝には変に元気を取り戻していた。


気持ちが元気になったことは良いことだが、どうも違う方向に気持ちが向かっていたようで、
「痛風は痛いはずだが、わしのは痛くないから痛風じゃない」と母に伝言を頼んでいた。

それもキレ気味だったそうだ。
普段から口煩い私を牽制したようだが、そこまで言うのだから自信があるのだろうと思っていたが、検査結果は痛風。

大変な病気というのに、少し病気の父が情けなく滑稽に見えた瞬間だった。